たぴ岡文庫

今宵も語る、どこかの誰かの物語

別れ

小説「積み木」

つ【積み木】結局崩さなくてはならないもの

小説「散る」

ち【散る】最も寂しさを感じる瞬間のひとつ

小説「世界」

せ【世界】彼は私たちを見捨てる

小説「永遠」

え【永遠】終わりが来ない/死を迎えても終わらない

小説「渦」

う【渦】どんなに汚いものでも飲み込み、なかったことにしてくれる

小説「私は」

私は何か、貴方にひとつでも残せていますか。私は何か、貴方の心に残ることをできていましたか。私は何か、貴方の記憶に刻めてますか。私は何か、貴方を傷つけてやしませんか。私は何か、貴方から奪ってはいませんか。私は、私は。 貴方のその表情、私に何を…

小説「貴女だけが救い」

*うつ病や死を仄めかす表現がございます。ご注意ください。 あぁ、もう薬が切れてしまった。何をする気力もない。ベッドから起き上がることも、追加の薬をもらうために病院に行くこともできやしない。今受信した連絡を見ることだって、できないんだ。 今度…

小説「君を愛しているから」

君に話したいことがいくつもあるんだよ。本当は少し前から考えていたことさ。どうしても言っておきたいことなんだ。……そう、絶対にね。 僕ね、たぶん、君のことが大好きでたまらないんだと思う。だってさ、聞いてよ。あんなことがあったのに、いや、あんなこ…